次世代育成

東京理科大学との産学連携プロジェクト~学生の創造力がJALの課題に挑む~キャップストンプロジェクトに協力しました

東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科では、4年次前期に実際の企業や社会課題に取り組む実践型学習「キャップストン・プロジェクト」を実施しています。2025年度は中野嘉子先生の研究室に所属する学生10名が、JALのリアルな課題に挑戦し、若者ならではの視点で魅力的な提案を行いました。

コロナ禍を経て、訪日外国人旅行者(インバウンド)は目覚ましい回復を見せている一方で、日本から海外を訪れる旅行者(アウトバウンド)は依然として伸び悩んでいるという現状があります。このような航空業界が直面する課題に対して、若者の目線で新たな解決策を、2グループに分かれてそれぞれ提案してくれました。

提案内容のひとつは、走った距離に応じてポイントを付与することで、スポーツに打ち込む学生のライフスタイルに寄り添いながら、旅の可能性を広げるというものです。提案内容のふたつ目は、好調のインバウンドの中で留学先として日本を選ぶ中国人学生が増加していることに目を向けました。「留学といえばJAL」という存在感を築くために、中国で人気のSNSを通して留学準備・生活情報をタイムリーに発信し、安心して日本での暮らしをスタートできるようサポートすることで、JALブランドへの信頼とロイヤルティ向上を図るというものでした。

キャップストンプロジェクトに参加された皆さま

今回のプロジェクトで得た経験を基に、学生の皆さんはそれぞれの卒業論文に取り組んでいきます。卒業に向けたさらなる探究の深化が大いに期待されます。
また、学生の皆さんの自由で真剣な発想から、私たちも多くの学びと刺激をいただきました。今後もこうしたJALの未来づくりに共に取り組む機会を大切にしてまいります。

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